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【VersaStudio新機能紹介】dV/dQ解析

水曜日, 6月 1, 2022


新しくリリースした VersaStudio 2.62.2 の新機能のご紹介をします。こちらの資料では、電池の解析に欠かせないdV/dQ解析のご紹介をします。

近年のリチウムイオン電池では、正極材にはNMCやLCOなど金属酸化物が使用され、また、負極材にはグラファイトなどが使用されています。

このようなリチウムイオン電池は、鉛蓄電池などと異なり、リチウムイオンが、正極および負極に侵入・離脱する「インターカレーション 」「デインターカレーション」により動作することが知られています。

電池を充放電すると、インターカレーション ・デインターカレーションにより電極のリチウムイオン量が増減し、電極の電気化学ポテンシャルが変化します。電気化学ポテンシャルの変化は電極材料により異なり、例えば、リチウムイオンの挿入量の増加に対して、グラファイトは平坦な、LCOは徐々に減少するポテンシャル プロファイルとなります。

ポテンシャルプロファイルの形状は、物質の相転移と関連があります。電位の変化を電荷量の変化で割ったdV/dQを、電荷量に対してプロットすると、 dV/dQ カーブのピークが相転移に対応します。

詳細は、下記のリンクのホワイトペーパーをご覧ください。また、測定データファイルをご希望の方は、si_sales_japan@ametek.com までお問合せください。


ホワイトペーパー