12962Aサンプルホルダー
12962Aサンプルホルダーは設計されており、固体材料の正確なインピーダンス試験を室温で実現します。このサンプルホルダーは2つの並列電極で構成され、このうち片方は位置が固定され、他方はマイクロメーターの調整により移動させてサンプルと接触させることができます。このサンプルホルダーはサンプルの端に発生する「フリンジング」効果を減少し、精度を向上させるため、ガードリング及び基準技術を活用します。提供されているこの標準電極は、直径20mmです。
12963A電極キット(12962A必須)
12962A サンプルホルダー向け補助電極キットは、様々なサイズの材料の測定ができます。10、30及び40 mmの電極がこのキットで提供されています。
12964A液体サンプルホルダー(12962A必須)
また、この液体サンプルホルダーはガードリング技術を活用し、液体又は粉末の少量サンプルを測定できるように、コンテナ形状をしています。サンプルホルダーは簡単に分解して洗浄できます。
測定技術
ガードリング
測定誤差の原因となり得るサンプルの端にある漂遊磁界境界の効果を減少させるため、12962A、12963A及び12964Aサンプルホルダーは固定電極にガードリングを活用します。
このガードリングにより、 電場境界がサンプルの一部全体に対して平行となるようにし、インピーダンス測定に寄与します。
標準化された測定
任意のサンプルホルダーから最高精度を得るため、正規化測定技術の活用を推奨します。このサンプルホルダーにより正規化測定を容易に実行できるようにします。通常、測定がセル内のサンプル材料に行われ、サンプルなしで繰り返されます(エアギャップの利用)。このエアギャップは、マイクロメーターを利用して容易にセットアップすることができます。空白セル測定はサンプル結果の正規化に利用することができ、フリンジング、接続及び器具によるエラーをさらに減少させます。
このサンプルホルダーは室温測定のみに設計されており、その他のサンプルホルダー及びシステムはクライオスタット及びファーネスにおける高・低温測定に利用できます。