VersaSTAT 3FはAC電圧を電解質中に現れるサンプルに適用します。この「グローバル」な電圧はAC電流を生じ、電極/電解質界面を流れます。二重要素プローブをサンプル表面に近い溶液中に置きます。この電位計は、溶液中の局所電圧降下の測定値として2つの測定要素間の差動電圧値を測定します。サンプルの局所反応からの電流フロー、電解質の抵抗及び二重測定要素の空間的隔離により 、この電圧降下は溶液内で発生します。
VersaSCANの電位計は測定電圧をVersaSTAT 3Fで利用できる補助差分電圧入力に入力します。
ソフトウェアの統合により、プローブで測定された局所的な電圧降下を局所的なAC電流に変換します。
全体に適用される電圧に対する局所的な測定電流の割合により、局所的なインピーダンス大きさ及び位相シフトが分かります。
実験者がLEISを使用してサンプルを評価する、2つの異なる試験方法があります。
A) 単一の場所で適用されるAC周波数の範囲から、サンプルの局所反応を図表にします。データは、ボード又はナイキスト図表のいずれかで表示することができます。
B) 一連のデータマップを作成し、プローブ位置関数としてAC応答を特性化します。データは、応答としての大きさ又は位相を利用して、マップ作成に利用することができます。