9327-P 1-GHz 増幅器及びタイミング弁別器

モデル9327-P 1-GHz増幅器及びタイミング弁別器を融合し、超高速検出器によるピコセカンドタイミングに通常必要な2つの機能をパッケージにするコンパクトサイズのプリアンプにしています。これは、蛍光/りん光寿命分光解析(図1)、飛行時間型質量解析(図2)及びLlDARアプリケーションに最適です。このモデル9327-Pは、マイクロチャネルプレート検出器、マイクロチャネルプレート光電子増倍管、高速光ダイオード及び高速、離散ダイノード光電子増倍管により生成されるミリボルト信号での使用に最適化されています。このコンパクトパッケージは、検出器と増幅器との間に例外的に短いケーブル接続を行うことにより、これらの検出器からのサブナノ秒の信号を劣化させることを避けます。タイミング弁別器出力論理パルスはピコセカンド時間分解能を損なうことなく、より長いケーブルを使用して残りの時間分光計へ伝送できます。 

この増幅器は1-GHz帯域を提供して、250 psの幅となる検出器パルスにおける時間変動へ寄与するノイズ及び立ち上がり時間を最小化します。50-Q増幅器の入力には、過負荷パルスに対する保護としてダイオードクランプが含まれています。PC基板取付ジャンパは粗悪なゲインを制御して、フルスケールでの入力パルス振幅に対して以下の2つの範囲を産出します。0 ~ -30 mV及び0 ~ -150 mV。良好なゲイン制御により、名目上2:1の範囲でゲインを変動させることができます。範囲超過LEDはパルス振幅が増幅器のフルスケール限度を超過すると指示を出すため、ゲイン調整にオシロスコープは必要ありません。検出器及び/又は増幅器ゲインは範囲超過LEDがオンになるまで増加し、その後LEDがオフになるまで減少する場合があります。これにより、パルスが増幅器のあらゆる線形範囲を活用するようにします。 

タイミング弁別器はパルス整形ケーブルを調整する必要のない250 ps ~ 5 nsでのパルス幅を処理するゼロ交差技術を採用しています。ゼロ交差技術により、最小限の時間変動及びパルス振幅の関数としてのウォークをもたらします。これはサブナノ秒のパルス幅に最適化されていますが、最大5 ns幅のパルスを収容します。パルス振幅の関数としてのタイミング出力(ウォーク)内のシフトは通常、300-psの入力パルス幅を採用する場合(図3)フルスケールの上位90%に対する±40 psです。9327-Pの時間変動に対する典型的な寄与は、図4で説明されています。9327-Pからの寄与はこのように小さいため、通常、検出器が時間変動の主要ソースとなります。モデル9327-Pにはフルスケールの主要分画において調整可能なノイズ 弁別器が含まれます。検出器イベントのソースをオフにすることで、関連するLEDがノイズのトリガによりオンになるまで、弁別器の閾値を調整することができます。次に、この閾値は、LEDがオフとなり、弁別器がノイズでトリガーしないようにするまで調整されます。 

モデル9327-Pは、ピコセカンド時間分解能を持つその他のタイミング機器を動作させるのに最適な、2つの高速ネガティブNIM論理信号を提供します。100-ns広域TTL出力は、計数アプリケーションにも提供されています。優れた高解像度時間、分光解析に加え、モデル9327-Pは単一光子及び単一イオン計数アプリケーションに使用することができます。 

9ピン、0 コネクタ端子が付いた3 mの専用電力コードにより、ユニットへ電力を供給します。電力は、9308 ピコセカンド時間分析器、4002Pポータブル電源、4003 プリアンプ電力出力モジュール、又は任意の分光増幅器へのはめ合わせコネクタから供給することができます。また、+12 ~ +15 Vの範囲で350 mAとなるDC電源は、電力コネクタの指定ピンに接続できます。