「Acquire」は弊社のデータ取得専用のソフトウェア名であり、最近再度アップデートされ、モデル7230ロックインアンプ並びにWindows XP、Vista、Windows 7オペレーティングシステムを利用するPCで試験実行のサポートを追加しています。
これは弊社のSRInstComms ActiveX制御の背景にある技術を利用して、弊社の機器を最大10個まで同時に操作することができます。従って、例えばインピーダンス測定を行っている場合、1つ目のロックインアンプをサンプル電流信号の記録に使用し、2つ目をサンプル電圧の記録に利用することができます。弊社の5113プリアンプを利用する実験では設定を調整することができ、ボックスカー設定では4161AデュアルチャネルADC経由の4121Bボックスカーアベレージャの出力を記録することができます。4161Aがない場合、ボックスカー実験を実行するために、ロックインアンプで補助入力及び出力を利用することもできます。
このソフトウェアは多様な線のスタイルを利用して好きなようにデータを表示する強力なプロットエンジンがあり、テキスト及びCSVファイルの両方にデータをエクスポートすることができ、包括的なクリップボードのサポートを提供し、状況に応じたヘルプシステムを備えています。
このソフトウェアは可能な限り簡単にハードウェアの接続も行います。機器の通信設定を調整する必要はありません。イーサネット、USB、GPIB、又はRS232シリアル(機器及びPCで利用可能なポートによる)経由で簡単に接続し、ソフトウェアに検索させることができます。
アプリケーションを開始する度に、必要な機器が接続されているかチェックし、接続されていなければ警告を表示します。
このプログラムでは、以下の通り、2つのメインとなる動作モードである仮想フロントパネル及び実験記録モードを提供しています。
仮想フロントパネル
このモードでは、仮想的に接続機器の全機能を、「リモートフロントパネル」プロパティシートにある一連のプロパティページを経由してコンピュータから制御することができます。各シートは制御されている機器で利用可能な機能を反映します。機器からの2つのデータ出力は利用可能な範囲から選択することができ、これらは画面に明確に表示されます。複数の機器が接続されている場合は、分離したパネルをそれぞれに開くことができます。正確に設定したら、ボタンを押してパネルを縮小して画面スペースを節約して出力だけを表示することができます。
実験記録モード
このモードでは、機器の出力をX軸の変数の一部の関数として記録する状況で実験が定義されます。X軸変数の取り得る範囲は、接続されている機器の機能により、時間、周波数、オシレータ振幅、補助DAC電圧、デジタルディレイ及びトリガーイベントなどのパラメータを含みます。データは取得時か、又はユーザーが定義した軸上に取得された後のいずれかで画面上にプロットされます。その後、任意のWindows互換プリンタ又はプロッターでハードコピー出力を生成する前に、必須フォームを映し出すディスプレイを調整することができます。データはASCII又はCSV(カンマ区切り値)テキストファイルへエクスポートし、サードパーティのソフトウェアでさらに解析することもできます。このプログラムには定義されている実験を「試験」ファイルとして保存する機能があり、これにより以前に実行した実験を簡単に複製することができます。実験の定義も保存済データファイルに保存され、これから抽出及び読込を行うことができます。同一の実験を繰り返し実行する必要がある場合、設定をプログラム終了時に保存して、スタートアップ時に読み込むことができるので非常に便利です。
曲線バッファ及び高速バッファ/過渡現象記録装置モードに対応
モデル7225、7265及び7280には、32,768点の曲線バッファ、一方でモデル7124、7230、7270には100,000点あります。Acquireではデータ伝送を高速化するバイナリ曲線ダンプの利用などを完全にサポートしています。バッファの利用により、データ取得時にデータが画面に表示される場合よりもさらに高速なデータ取得が可能になり、プログラムはバッファモードを利用する周波数掃引も利用することができます。過渡現象記録装置モードでは7225、7265、7280では任意の±10Vアナログ波形を40kSa/s (点毎に25µs)で16ビットにデジタル化する一方で、7124、7230、7270では最大250kSa/s(点毎に4µs)のレートで動作し、追加費用なくさらなる有用な機能を提供しています。
仕様
Acquire製品は、ほぼ全ての弊社コンピュータ制御機器での利用に適しており、RS232、GPIB(IEEE-488)、イーサネット、ダイレクトUSB、又はUSB(モデル
CE0115S又は
CE0116S経由)インターフェースのいずれかを経由して動作します。以下のリストにある最大10までの機器を同時に操作することができます。5105、5106、5110(A)、5209、5210、7124、7220、7220BFP、7225、7225BFP、7230、7260、7265、7270、7280、7280BFP、7310、4161A、9650A(9650A/97 GPIBオプション付)及び5113。インストール及び動作については、1.0GHz以上の速さで動作し、ハードディスク、CD、2 Mバイトの空きディスク容量、適切な通信ポート(イーサネット、RS232、USB又は空いている内部PCIバススロット)、及びMicrosoft Windows XP/Vista/Windows 7以降のPCコンピュータが必要です。これには状況に応じた包括的なヘルプシステムがあり、登録ユーザーは無償サポートが利用できます。弊社の通常流通チャネルから注文された場合、83ページの印刷された取扱説明書が付属するCDで提供されます。
接続中
このソフトウェア注文時に、適切なイーサネット、USB、RS232、又はGPIBケーブル及びGPIBインターフェースカードがあることを忘れずに確認してください。以下のリンクをクリックして、以下の品目をご確認ください。
バージョン4.2.1?の新機能
バージョン4.2における主要な変更は、モデル7230ロックインアンプ用サポートを追加しています。このソフトウェアはWindows 7での動作が確認されており、多くの小さなバグも修正されています。
バージョン4.1?の新機能
このソフトウェアの最新バージョンには、以下のバージョン4.0以降の重大な変更が含まれています。
- バージョン4.1では、モデル7124及び7270ロックインアンプのサポートを追加しています。これらの機器にはイーサネット、USB及びRS232コンピュータインターフェースがあるため、このプログラムもイーサネット及びUSB並びにRS232及びGPIB経由での操作をサポートするためアップデートされています。
- 7124及び7270には、高速データ曲線バッファがあり、各点1µsまでのサンプリングレートで機器の出力を保存することができます。この機能は他のSIGNAL RECOVERY DSPロックインアンプにある「過渡現象記録装置」モードと同様ですが、ADC1及びADC2だけでなく、最大8つの出力を保存することができます。このモード及び通常バッファモードには、拡張されたトリガー機能及びソフトウェアの完全サポートが含まれています。
- 7124及び7270は、内部オシレータ信号で変調された振幅及び/又は周波数を発生させることができ、そのためこの機能にアクセスするリモートフロントパネルに新しいメニューが追加されています。
- このソフトウェアはWindows Vista並びにXPでの実行に関して十分に試験が行われています。Windowsの旧バージョンに関するサポートは現在保証されていません。
バージョン4.0?の新機能
このソフトウェアの最新バージョンには、以下のバージョン3.x以降の重大な変更が含まれています。
- モデル7310ノイズ除去電圧計の新型サポートです。このデジタルフィルタ周波数は独立したX軸変数として使用することができ、ソフトウェアにこの周波数を利用させて周波数の関数として単一の振幅を測定することができます。
- バッファ及び通常モード療法でのX軸の励起曲線に対する対数周波数掃引機能を追加しました。このソフトウェアはX軸変数の対数表示を常に行いますが、基礎データが線形である場合、その結果としてのプロットは不均等な点分布となります。
- 7280ファームウェアのバージョン4.8以降のサポートを追加しました。これにはバッファ周波数応答実験の実行に関して優れた方法を提供しています。
- 現在、左側のY軸上プロットされている曲線に2つのカーソル、及び右側のY軸上にプロットされる2つのカーソルを表示することができます。カーソルはプロット上のどの場所にも置くことができ、対応するX及びYの値が表示されます。カーソル情報ボックスではX及びYの値の差を表示し、表示されているプロット上のピーク振幅などの直接の読み取りを可能にしています。
- データが通常モードで取得されると、このソフトウェアは指定されている点毎の時間が励起出力の値の設定と必須のデータ点の読み取りに必要な時間よりも長くなっていれば正確にこの時間を利用します。そのため、例えば各点の時間が1.000秒に設定されている場合、保存されているデータ点は正確に1.000秒のインターバルとなります。新しい「チェック」ボタンにより、ユーザーは各点の最小時間が現在の実験設定に合致しているかどうかを判定できます。
- このソフトウェアは現在、互換機の「デイジーチェーン」での操作をサポートしています。これにより、単一のRS232ポート、又はモデルCE0116S USBシリアルポートコンバーターを利用して、1つ以上の機器をサポートすることができます。
- ファイルエクスポートルーチンが大きなファイルの処理に対応するためアップデートされており、50,000点のファイル変換時間を30分から8秒へと削減しています。変換進捗バーも追加されています。
- 数字フィールドへ乗数などの数字を入力する機能が追加されました。例えば、「1k」をオシレータ周波数制御に入力すると、正確に解釈して「1000」と表示します。
- 開く、保存、名前を付けて保存などのファイル名入力ダイアログボックスに、表示形式、位置、サイズを記憶させることができます。詳細(レポート)表示に設定すると、ダイアログは列幅及び並び順を記憶します。ダイアログは常に最も最近のファイルをトップに表示して開くこともできます。
- 多くのサポートされている機器で対応する8ビットのデジタルポートの出力値を示す数字を独立のX軸出力変数として利用することができます。外部のリレーマルチプレクサを操作するためにこのポートのビットを利用する場合、この新機能によりソフトウェアが最大256の信号に連続測定を行うことができます。
- プロット表示に利用される線のスタイルを設定して、各プロット点並びに従来の平面の線に様々な種類のマーカーで表示することができます。
- 初期のモデル7220及び7260にあるラインフィルタの当初設計に対するサポートを追加しました。
- 描画ルーチンは、非常に高い倍率であっても、表示されるデータ曲線が常に正確に表示されるようにするためアップデートされています。
- 各点で1つ以上の読出し、又は平均化のための1つ以上の掃引を利用する際のバグを修正しました。
- 実験がファイルからロードされる際に機器設定が全ての場合で正確にアップデートされないバグを修正しました。
- ヘルプシステムは業界標準のコンパイルされたHTML形式の利用に対応するためアップデートされています。
購入前にお試しください - 今すぐAcquireをダウンロードしましょう!
以下のリンクをクリックして、この最新バージョンのAcquireを
無償でダウンロードできます。インストールすると、数日間はDemoAcquireで知られるデモモードで動作します。この期間中にプログラムがニーズに対応しているかどうかを評価していただくことができます。ソフトウェア内のリンクをアクティベートして購入を決定してください。必要なアクティベーションコードを購入してインストールしたら、このプログラムは完全にアンロックされ、完全なAcquireモードで動作するようになります。このダウンロードには利便性のため、Adobe PDF形式の完全な製品マニュアルが付属しています。
製品サポート及びアップグレード
製品サポート及びアップグレードは、3.00以降のバージョンの既存ユーザーに対して自動かつ無償で提供されています。既に製品を購入しインストールしている場合、以下のリンクをクリックして、任意の最新バージョンをダウンロードしてインストールすれば、セットアッププログラムが既存のインストール内容をアップデートします。これは自動的に行われるので、アップデートされたプログラムを再アクティベートする必要はありません。このプロシージャは、このソフトウェアの全ユーザが最新バージョンへ最も簡単にアクセスできるようにしてくれます。アップグレードが必要かどうかチェックするには、製品バージョン番号をプログラムの「詳細」ボックスで確認し、この番号が以下のバージョンに一致するかどうか確認します。バージョン番号が低い場合、アップグレードをする必要があります。
製品アクティベーション
インストール後、ソフトウェアがアクティベートされるまで、デモンストレーションモード(
DemoAcquire)で機能します。製品アクティベーションを完了させるには、一意のアクティベーションコードが必要になります。
- 既に弊社に対し完全なソフトウェアパッケージの購入注文を出している場合、弊社はこのコード及び、以下のリンクをクリックしてアクセスできるフォームに入力された詳細の認証を受領書に付記して発行します。
- まだ完全なソフトウェアパッケージを注文されていない場合、以下のリンクをクリックしてアクセスできるフォームに記入すると、弊社はお住いの地域に適用される価格の詳細をご提供します。
以前のバージョンの利用について
以前のバージョン(バージョン番号2.9以下など)を利用し、製品登録書類を返送して購入登録が済ませている場合、割引アップデートの対象となります。購入登録が住んでいない場合、以下のリンクをクリックしてフォームの記入が完了すれば割引アップデートの対象になります。その後、弊社はアップグレード価格の詳細をお知らせします。